✿あらすじ✿
急な親の再婚で、突然姉妹になった春夏と沙織。ただでさえ仕事を辞めて実家暮らしの春夏にとって、仕事一筋でクールな沙織は住む世界が違う人だと思っていたら……二人で一緒に住むことを提案された!
「姉」の沙織が苦手な家事を手伝う生活で、縮まっていく二人の距離。家族の絆に憧れがある沙織も「妹」と仲良くなる日々が楽しくて――
しかし沙織には秘密があった。自分が「本百合」であり、おっとりした春夏に一目惚れしていたこと。もしバレたら、せっかく手にした家族の絆を、春夏を、失ってしまうかも……。言えない。だけど、もっと近づきたい! そんな二人の日々は、ある事件で急展開を迎える!?
義理の姉妹となったふたりが織りなすガールズラブコメディ、開幕!
✿感想✿
姉妹か恋人か。義理の姉妹となって始まる同居生活の中で告げたい想いと告げた結果、手にした姉妹の関係が壊れてしまうのも怖い。そんな中での2人の姉妹としての日常が微笑ましく楽しめました。
自身が同性のことが好きだからこその沙織の価値観、多様性を重んじるところなんかも印象的でしたね。
日常とイベントの先に一つ歩みを進める物があったりとページ数が少ないながらも出会いの物語としては詰まってましたね。
ある意味ここからがようやく2人の関係は姉妹か恋人かの答えを出す始まりだなと思いましたが、きっとどちらに進んだとしても家族の形におさまるんだろうなと。
義姉妹百合物語…楽しみですね。しかし、親は2人の年齢に対して結構若いな…。色んな意味で…。
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✿ネタバレ感想✿
最初の出会いの時から働いていない春夏に対しての擁護として用いていた多様性の言葉。これが色んな意味で自分が同性が好きという価値観のもと、多様性が尊重するべきでされるべきって根本に繋がっていそうなのが何となく良いな〜と思いました。
百合作品堂々と置いてたところとかね。自分の感情が後ろめたくも恥ずべき事ではないと表現で合っているのか、勿論春夏の事が恋愛的に好いているから同居に下心がないわけじゃない。でも、自分が同棲を好きなことに対してそういった恋が好きなことに対しては断じて恥ずべきことではなく隠さない所が好感持てますね。
そりゃ同居するにあたってその感情を見せていいか、秘すべきかは手探りすべきところだし、何か害をなそうとするわけでないからそういう感情の秘匿は許されるだろうと思う。だけど自分の価値観から、相手にそう思われる可能性はここで百合漫画を置いていることは一応ある訳で、そうした可能性は合っても好きなものは好きで良いってのが何となく芯にあるような気がするのが良かった。↑の多様性もここに繋がってた気がするな〜と。春夏も好きを考えた時にまだ感情の基準が曖昧だったりとどちらにしても二人の関係は手探りで進めていくことになるのでその距離の測りも見れる日常は微笑ましかったですね。春夏の料理作り出した理由は個人的共感が凄いんだけど(笑)
ご飯作ってくれるのは嬉しいんだけど、そういうカロリーとか気にしてくれない料理だと子どもん時辛いのよね…。子どもの肥満は結構食事が原因の気するわ…。
温泉行くことになったりとその旅行イベント発生がかなり早くて驚いたり、したし思わぬ悪意で沙織の好意が明かされてしまい、感情の提示とこれからのすり合わせがこの段階で起きるのか?!ってテンポの良さの驚きもあった。でも、こうして一番懸念点だったところが1巻で解消されたのはこの先の不安がなくなって良かったですし、友人のまどかさんの立ち回りや友人想いなところ良かっですね。
さてさて二人の生活と心が関係がどうなっていくのか楽しみですね。